経営者だけが過大なリスクを負う時代が、今、変わろうとしています。
80歳を超え、今では悠々自適の老後生活を送っている私の父も、以前は自分が創業した中規模の映像製作会社の社長をしていました。私が中学生の頃、休日になると父がしきりに般若心経の写経をしていたことを覚えていますが、当時は何だか抹香臭く感じられて、そんな父の姿を好きになれませんでした。
しかしその頃、父の会社が億単位の借金をして設備投資行っており、父が会社の借金の個人保証による重圧から逃れ、心を落ち着かせるために写経をしていたことを、後に知ることになります。
それは私が大学に在学中のことで、私が進路に悩んでいた際に、父から「お前は俺の会社を継がなくていいから、大手企業に就職しろ」と言われ、中小企業の経営者がいかにリスクの大きい立場にあるかについて、こんこんと話を聞かされた時のことでした。
その後私は、父の勧めもあり、縁あって大手の生命保険会社に就職しました。
ところが、私はそこで更に、中小企業の経営者が借金を背負って本当に命がけで経営をしていることを、思い知るに至ります。
それは、死亡保険金を借金の返済に充てるため、自殺を選択する中小企業の経営者の方々を、目の当たりにしたからです。
中には懇意にしてくださっていた経営者の方もおり、本当にショックを受けましたが、改めて、中小企業の経営者が負っている責任とリスクの大きさを痛感しました。
中小企業の経営者という父の背中を見て育った私は、心のどこかに中小企業経営者のお役に立ちたいという想いがあり、現在は独立して中小企業診断士をしています。
仕事柄、金融機関の方々ともお話をする機会も多いのですが、最近、中小企業融資を巡る地域金融機関の姿勢が変わってきていることを肌で感じます。
それは、金融機関が融資をする際、借り手企業の担保や保証に過度に頼らずに、借り手企業の潜在的な経営力や経営改善傾向に応じて融資をしていこうという変化の現れです。
もちろん今直ぐに方針転換はできないでしょうが、金融庁の監督のもと、着実にその傾向は見え始めています。
経営者の皆様、今がチャンスです!
今こそ経営改革を断行し、金融機関との新しいお付き合いを始める時です!
経営者がお一人でリスクを負うのではなく、金融機関に良きパートナーになってもらい、一緒に歩みを進める時が来ました。
このチャンスを、決して逃さないでください!
代表:清水 嘉人
代表:清水嘉人(合同会社財マネジメント代表・中小企業診断士)
明治大学政経学部を卒業後、朝日生命保険相互会社、(株)船井財産コンサルテタンツ(現:青山財産ネットワークス)勤務を経て独立。現在は主として、中小企業の資金調達、不動産活用を中心としたコンサルティング業務を行っている。
また、建築・不動産・税務等の専門家と共に事業組合(財コンサルティンググループLLP)を組成し、不動産オーナーの収益向上や、相続対策に関する企画立案・実行のサポートに取り組んでいる。
会社名 | 合同会社 財マネジメント |
所在地 | 〒151-0061 東京都渋谷区初台1-50-4-305 |
電話 | 03-6869-2953 |
FAX | 03-6869-2946 |
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事業内容 | 中小企業の資金調達コンサルティング |
中小企業の不動産コンサルティング | |
収益不動産オーナーの賃貸経営コンサルティング |
お客様が抱える問題について、お客様と同じ目線に立ち、専門知識と技術・人的ネットワークを駆使し、最善の問題解決方法を考え、その実行をサポートする。
事業の継続のため、また経営の安全性・収益性・効率性向上のために必要な、中小企業の事業投資をサポートすることを通じ、地域経済の活性化に貢献する。